ABOUT

東京から1000㎞南下した洋上にも、「東京」は存在します。日本が幕末という大きな歴史の転換期に、小笠原諸島では欧米人も含んだ開拓者たちの定住が始まりました。彼らの創意工夫により、やがて製糖業が主要産業として成長します。製糖の過程で生じる副産物からは「泡酒」「蜜酒」と呼ばれる地酒が造られ、多くの人々に親しまれるようになりました。小笠原の地酒としてのラム酒は、こうした歴史に基づいています。ラムを口に含み、目を閉じてみて下さい。その豊饒な味わいは、きっと貴方を亜熱帯の太陽の下、エメラルドグリーンの海が広がる小笠原へ連れて行ってくれることでしょう。